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天体感測のススメ

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宇宙を感じる生活

小惑星の地球接近 同時観測に成功!

ロシアの隕石、驚きましたね。
今のところ直径10mクラスと推定されているようです。

そして今朝は小惑星が地球をかすめて通り過ぎていきました。
名前は「2012DA14」と付いています。こちらは直径45mとか。

肉眼では見えない明るさでしたが双眼鏡や望遠鏡では見えました。
撮影をしてみました。
b0253922_1451744.jpg
Data 2013/2/16 4h50m0s-30s FC-76 直焦点撮影 神奈川県秦野市自宅にて

星と同じく点に光っている小惑星が地球付近を高速で移動したため
露出時間の30秒間の移動で線になって写っています。

比較用に同じ望遠鏡で撮影した月の写真を合成しました。
(実際にここに月があったわけではありません)
30秒の間におよそ見かけの月の大きさ相当分の角度を移動していたことがわかります。
速くて望遠鏡で追っかけるのが大変でしたよ。

今回のように地球のすぐそばを通過する現象が見られるのはとても珍しいです。

これはぜひ「小惑星までの距離」を測ってみたい!!
地球上の離れた2点から小惑星の位置を観測すれば距離がわかるはず。

2週間ぐらい前にこの小惑星の通過の予報を知り、富山のnakaさんを誘って
神奈川県と富山県の2点で同時撮影をしてみました。
こちらが2点の観測結果を合成したものです。(合成はnakaさん提供ありがとうございます)
b0253922_144148.jpg
上側に縦になっているのが先ほどの写真で、全体が明るい写真が富山で撮影された写真です。
小惑星は左が富山からの撮影、右が神奈川からの撮影になります。

見事にずれていますね。小惑星が星より十分近いところにいるからです。
このずれ量を測定し観測点間の距離と位置関係から小惑星までの距離を求めてみたところ・・

神奈川観測点から小惑星の距離 = 31250km (誤差数%)

と出ました!実際に観測して計算すると面白い!
この距離って地球の直径の2個半ぐらいです。
静止衛星ひまわりが3万6千kmぐらいですからね。その軌道より内側を通ったことになります。


ついでに30秒間の移動量から速度を出してみると、

視線方向に対して直角方向の速さ = 6.8km/秒 7.5km/秒 (計算ミスにつき修正)


速いには速いですが、流れ星の一般的な地球への突入スピードが30~70km/秒からすると
とってもゆっくりなんです。
ちょうどリレー競争のバトンを渡すときの2人の走者が一緒に走っているような感じで
地球と小惑星が一緒にすごい速さ(30km/秒)で太陽の周りを回りながら
すれ違っていったわけです。

冬の天気は日本海側と太平洋側が同時に晴れることが稀なので
今回1回でも同時撮影が出来たのは幸運でした。
nakaさんありがとうございました!
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by star-feel | 2013-02-16 15:22 | 天体感測(実測編) | Comments(6)
Commented by naka at 2013-02-17 08:04 x
どうもです。

晴れましたね。いやあ,面白かった。一人で撮るだけだと,ここまでやる気が出なかったかもしれません。だって冬型だし・・・。
Commented by star-feel at 2013-02-17 09:44
nakaさんおつかれさまでした。楽しかったですね。
余裕をかましていた太平洋側が意外に雲が多くて頑張ってたnakaさんにあやうく迷惑をかけるとこでした。
また同時観測をやりましょう!
Commented by mabu at 2013-02-27 06:42 x
こっちの名前のブログだったんすね。まったく違うブログ見てて、これかな~ってウロウロしてましたw またきますね
Commented by star-feel at 2013-03-03 17:16
mabuさま
普通の「天体観測」で検索すると大変なことになります(笑)
気まぐれ更新ですがまたいらしてください。
Commented by moehalhi at 2013-03-04 20:29 x
見つけました^^
主人が見て、喜んでましたよ。
更新楽しみにしてます。

3児の母より♪
Commented by star-feel at 2013-03-04 20:42
moehalhiさま
発見おめでとうございます!喜んでいただけて嬉しいです。地球を大切に(^^)

by star-feel