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天体感測のススメ

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宇宙を感じる生活

地球の地面の下の向こう側が見える模型【地球透視器】をつくる

ここ最近は自作もの紹介が続いていますが今回も。

こちらは5年前に作った【地球透視器】です。
半球で地図の部分が凹んでいます。世界地図も逆さまで変な感じ。
さてどう使うでしょう?
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これは、自分の居るところから、地球上の任意の地点のある方向を指すことができる、装置です。

例えば、みなさんは今、自分のいるところから南極の方向を指せますか?

真南の方角でしょ?
いえいえ、地中が透明になったとして、南極の見える方向のことですよ(^^)
その方向に真っ直ぐまっすぐずーっと穴を掘っていったら到着する場所とも言えますね。
だから地面を指すことになります。

地球上の他の地域も同様に考えてみてください。
北極は? アメリカは? 真下にあるのはどこ?
つまり地中を透視するイメージはこんな感じになります。
b0253922_23300702.png
さて最初の画像の【地球透過器】の使い方です。
まず東西南北の方位を合わせます。
次に、方向を知りたい地点を【地球透過器】上で見つけます。
すると「半球の球の中心点」から「いま方向を知りたい地点」に向けて延長した方向が、
実際に自分の位置からその地点の方向と分かります。

さすがに実物を見ていただかないと・・何が面白いの?って感じで伝わらないかも(笑)

そこで360°画像を作ってみました!(^^)
リコーの全球カメラTHETA(シータ)で撮影した画像に地面の下の画像を合成したものです。
こちらをクリック→【地球透視器】360°画像 するとストリートビューのように360°動かしてご覧いただけます。
b0253922_23301264.png
RICOH THETA Sにて撮影 伊勢原市立子ども科学館前にて

地形が逆さまになっているので世界地図と見比べながらご覧いただくと良いでしょう。

南極は地平線から伏角60°ぐらいで意外と真下じゃないんですね。
オーストラリアはもっと意外で伏角30°ぐらいです。
真下にあるのは南アメリカのチリ辺りだというのがわかります。
インドは真東にあります。世界地図を見ていると日本より南にある感覚ですが、日本からは真東に飛べば着くのですね。
韓国はほぼ水平方向に広く広がっています。
神奈川県を視点に作っていますが日本であれば大体同じです。

この【地球透視器】を見ていて、感覚的に気付かされたことがありました。

日本から見れば、南極の方向も、アメリカの方向も、インドの方向も、いつも同じ方向だということ。
地球は自転していて、太陽や月や星も動いているのに、これって不思議な感覚です。
地球が足元にくっ付いているような感じがします。

そして、自分の生活圏の見える範囲だけでなく、
「地中の向こう側の人々の生活を地球全体で感じる」のです。

この「地中を通した一体感」は、
日々ニュースなどで世界を知る平面的な繋がりの感覚とはちょっと違う気がします。
ぜひ実際に楽しんでいただきたいものです(^^)


※この【地球透視器】は、どうしても欲しいけれど、どこにも売っていないなら自分で作るしかない、と思って色々作り始めた最初の頃の作品です。地図の変換をプログラムして模型として作る流れが出来上がった頃です。懐かしいです。






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by star-feel | 2016-07-16 23:46 | 天体感測(クラフト編) | Comments(0)

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