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天体感測のススメ

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宇宙を感じる生活

カテゴリ:天体感測(クラフト編)( 17 )

今年の目玉とされていた彗星の2つ目の「アイソン彗星」がいよいよやってきますね。

パンスターズ彗星のときには国立天文台のホームページで公開されていたペーパークラフトの軌道模型を作りました。

そしてついに出ました!アイソン彗星版の軌道模型が!
こちらでペーパークラフトをダウンロードすることができます。→アイソン彗星軌道模型© 日本天文協議会 アイソン彗星キャンペーン実行委員会

そこで早速作ってみました!用紙は前回と同じくELECOMのパーパークラフト専用紙を使いました。
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今回もかっこいいですね~
アイソン彗星のキャラクター「アイ」ちゃんの顔が書いてある!(^^)
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彗星の軌道面を見るように横から見た図
今回のアイソン彗星のすごいところは太陽に接近する距離が近いこと。
太陽から地球までの距離の約1%まで!!近づいてしまうのです。
黄色の字で11/29と書かれているところがその時の位置です。
それぞれの日の彗星の位置と尾の大まかな方向が絵で書かれています。尾はあくまで予想です。

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水平の円盤が惑星たちの軌道です。
ほぼ同じ面にあるので円盤上に軌道が線で書かれています。
自作の惑星模型を11月1日の位置に置いてみました。だいたいの位置です。この模型上で表わすと実際は惑星の大きさがほぼ点になります。
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一方、横から見ると惑星の軌道面に対して彗星の軌道面が傾いている様子が分かります。
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前回のパンスターズ彗星と並べてみました(左:パンスターズ彗星 右:アイソン彗星)
曲線が美しい!素晴らしいデザインですね。設計された方に拍手です。

わがままを言うなら、彗星が南側(下側)にあるときに惑星の位置と一緒に見れないので
惑星軌道面の裏面も絵になっているといいなと思いました。

左側の惑星軌道面が歪んでいるのは湿気で紙が曲がってしまったからで・・(^^;本来は真っ直ぐな平面です。強度を増すために2枚重ねにしているため湿気で曲がるようです。

この軌道模型を見るときのポイントは、
・地球に近いほど彗星は明るく見えます ⇒ それぞれの日の地球と彗星の距離を見てみましょう
・太陽に近いほど彗星自体が明るくなります ⇒ 同じ方法で太陽と彗星の距離を見てみましょう
 ⇒上記の2つが合わさって地球から見たときの明るさが決まります。
今回のアイソン彗星は太陽のそばを通過した後、彗星自体は暗くなっていくけれど
その後、地球に近づくので暗くなる度合いが鈍くなることがわかります。

パンスターズ彗星のときアンチテイルの尾について疑問に思うことができたのは、模型があったからと言っても過言ではありません。見ているうちに立体的な位置関係が頭の中に入りましたからね。

ぜひ模型を作ってアイソン彗星に備えてください(^^)
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by star-feel | 2013-11-04 19:55 | 天体感測(クラフト編) | Comments(0)
日の入り後には土星が見えるようになってきました。
4月28日に見た土星のスケッチです。
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Ninja320 13mm+2xバローレンズ
スケッチを取り込み後、土星以外を白黒反転し、土星部分に着色しました。かなり下手くそでも白黒反転するとそれっぽくなるから不思議~(笑)土星の周りの星は、土星の衛星です。括弧内の数値は等級を表わしています。輪の手前側の中心寄りに暗い線があるのが見えました。輪の影でしょうか?考え中です。
土星の模型は昨年に作成しました。こちらは撮影後180°回転してます。
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惑星探査衛星ボイジャーの撮影画像を展開して張り付けてみました。
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パカッ(笑)惑星の中を見れる模型を作るのが夢でした。中に磁石を埋め込んでいて、普段はくっついています。
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土星はガス(気体)の惑星で、固体の部分は中心にある小さな黒丸の部分しかありません。
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輪も良く見ると幾つものスジになっているのがわかります。
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望遠鏡で見た時はこんなに詳細の模様は見えませんが、惑星の輝きは映像や写真、模型でも(笑)表わせない、圧倒されるものがあります。
望遠鏡をお持ちでない方は、お近くの天文台や科学館の観測会に行って、ぜひ直接ご覧になってくださいね(^^)
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by star-feel | 2013-05-04 00:20 | 天体感測(クラフト編) | Comments(0)
もう応募しましたか?
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2014年に打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」に名前やメッセージが載せられるJAXAの企画です。
応募はこちら→はやぶさ2ミリオンキャンペーン
私はすでに応募を済ませましたよ(^^)
将来の楽しみの種を蒔く感覚って嬉しいものですよね。

2035年の北陸から関東にかけての皆既日食とか、
2061年頃(生きてる?笑)のハレー彗星回帰とか、
小さい頃から待ち遠しい楽しみがいっぱいあります。

この企画は、世間の関心の高さをアピールすることも目的に含めてやっていると思うのです。
宇宙の研究ってものすごいお金がかかるのに私達の生活に役立つの?って疑問に思われることもありますよね。事業仕分けなどで簡単に予算が上下してしまう対象になりそうですし。
なので、こういった企画は署名運動に近い意味合いもあるのかなあと。
応援する気持ちがありましたら、ぜひ参加してくださいね。

そして、初代「はやぶさ」の活躍があってこその「はやぶさ2」であることを忘れてはいけません。
あの地球に突入する前に撮影した「はやぶさのラストショット」も感動的でした。
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知り合いに「見るたびに涙が出るんだよね~」という人もいる程(笑)

当時、はやぶさがラストショットを撮影したときの地球を再現した模型を作りました(2010/8月作)
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以前の記事「「生まれたときの地球をつくる」で書いたのと同様の方法で作ってます。
なので、雲は気象衛星の画像を使い、夜部分も再現した地球儀です。
よ~く見るとサウジアラビアの近くの雲の形が同じなのがわかります。
この模型画像では分かりませんが、突入したオーストラリアは右端の夜の部分です。
地球に正面衝突するのではなく、地球をかすめるようにすることで
宇宙船の大気圏突入と同じく熱による破壊を避けていることがわかります。

「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ。楽しみです!




追記2015/4/8
こちらのページで紹介いただきました(yychanさん、ありがとうございます!)



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by star-feel | 2013-04-15 22:27 | 天体感測(クラフト編) | Comments(6)
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これは2年前に作った星座早見盤です。
といっても通常の星座を探すための星座早見盤ではなく、
宇宙誕生時の光、正式には「宇宙マイクロ波背景放射」を
実際の星空の下でみることができるようにしたものです。
もしかして世界初!?まあ世の中には変な人が沢山いますからわかりませんが(^^)
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オリオン座付近を拡大しました。
白い丸が星を表わしています。右側にオリオン座、左側におおいぬ座があります。
色は温度を表わしており全体はマイナス270℃なんですが
高いところは赤く、低いところ青く、その差はわずか10万分の3℃!
想像できない温度差ですよね。

元画像はこちらになります(「WMAP」による観測結果 NASAより)
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よく宇宙のニュースではこのような楕円の画像が載っていることが多いですが
星も書かれていないので実際の空にあることを想像できず
いま一つ現実味に欠けるんですよね。
星空の下でこの分布を見て実感したい!というのが早見盤を作るきっかけでした。

一度プログラムが出来てしまえば簡単ですが、
最初は元画像が座標は何を使っているのか?とか、何図法で書かれているの?とか
基本的なことから調べたため時間がかかりましたね。

昔作ったものを紹介するきっかけになったのはこちらのニュースがあったからです。
<宇宙の年齢をこれまで考えられていた137億歳から138億歳に修正>
記事はこちら
自分ももうすぐ誕生日なんですが1億歳サバを読むなんてやりますよね(笑)
まあ修正分は1%以下ですから許してあげましょう。
元々137億年±2億年との研究結果が137億年と言われていたようですし。

こちらが最新の分布になります(「Planck」による観測結果画像 ESAより)
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以前の観測結果に対してずっと観測分解能が上がっていますね。
色の表現はこれまでの方が良かったかな?

また今度、新しい観測結果で早見盤を作りなおし星空の下で実感したいです。
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by star-feel | 2013-03-24 12:59 | 天体感測(クラフト編) | Comments(2)
いよいよやってきますね!「パンスターズ彗星」です。
今年の天文現象の目玉のひとつと予想されています。
まずは3月中旬から下旬の夕方、
日没後のまだ明るさが残っている西の空低いところに注目ですね。双眼鏡はあった方がいいです。

パンスターズが来る前に軌道模型でも作ってみたいなと思っていたのが
地球に接近した小惑星の観測とまとめで何もしないままになってました。

そんなとき国立天文台のホームページで軌道模型のペーパークラフトを公開しているのを発見!
簡単なクイズに答えてGETするというもの。国立天文台もやりますね~。
パンスターズ彗星を実際に見る方法など説明もされています。

このブログは自作物の紹介をメインにやってますが、
今回は時間も時間なんで(笑)楽させていただきました。
さっそくダウンロードして作ってみました。
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んーかっこいいですね。
円盤は惑星の軌道面を表わしています。「地球」と書いてある円が地球の軌道で
月日の位置(3/1は3月1日)が書かれています。

横から見たところ
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同様にパンスターズ彗星の軌道にそれぞれの月日のときの位置が書かれています。

横から彗星軌道の傾斜を見たところ
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彗星の軌道が垂直ではなく斜めになっているのがポイントです。
立て付けが悪いわけではありません(笑)
惑星は、地球が太陽の周りを回っている面=公転面とほぼ同じ面上を回っています。
しかし、このパンスターズ彗星は公転面に対して大きく傾斜していることを表わしています。

紙はELECOMの「ペーパークラフト専用紙(つやなし)」に印刷。
プリンタ用紙としては厚手なのですが公転面の円盤が重みで曲がったので
円盤部分だけ2枚重ねにしました。
折り目は点線に沿って正確に曲げないと貼り合わせに苦労しそうです。

実はダウンロードしたものには模型の作り方は書いてありますが
何をどう見たらいいのかという説明がないんですよね。
なので補足説明しておきます。

ポイントは「(地球から見た)太陽とパンスターズ彗星との角度」です!
例えば3月15日の場合で見てみましょう。
まずその日の位置に自作の地球を置いてみました。
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パンスターズ彗星の方は3月10日の位置が公転面の下側に隠れて見えませんが
3月15日の位置はだいたい矢印の先になります。
そして真ん中に書かれている黄色い絵が「太陽」です。
ちなみにそれぞれの大きさ(縮尺)は正しくないので注意してください。
太陽も地球も大きすぎです。

さてこの場合、「太陽とパンスターズ彗星との角度」はざっくり15°ぐらいですかね。
ということは、昼間の太陽を見たとき、そこから15°ぐらい離れたところに
彗星がいることになります。
3月15日ごろは夕方、日没後の彗星をご覧になったら先ほど沈んだ太陽から
15°ぐらいの位置にあることを実感できます。
そうやって2月から5月の位置関係と角度を順に見てみてください。
これは3Dでないと実感できないものですよね。

ところで最初に「いよいよやってきますね」と言いましたが、
実は昼間の太陽の下側(南側)にいるだけでもう来ているということですね。
心の目では見えています(笑)

ちなみに最新情報では3月1日に南半球で観測された結果で彗星の明るさが2~3等とのこと。
楽しみですね。
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by star-feel | 2013-03-03 20:31 | 天体感測(クラフト編) | Comments(2)
正月にこたつでちまちま第2弾!

友人のお子さんが昨年9月に生まれたので
お祝いにその子が誕生したときの地球を再現してつくりました(^^)
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雲はその時の気象衛星の画像を地球の画像に重ねてます。
雲の様子は過去と同じものはないですからね、
そういう意味で「世界にひとつだけの地球」です。

今回でお子さんの誕生時地球を作るのが4回目。
初期の頃の作品は球体に貼り付けたシールがしわになってひどかったなあ・・(^^;)

10cmぐらいの大きさのも作れるけど今回は卓球の玉を使用。
もらって嬉しいかは人によるのでその辺は学習しました(笑)
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こんな感じで夜の部分も再現してます。
秋分の日あたりの朝5時ごろに誕生したので
日本(中央から左上)は夜景のみになってますね。
夜景に雲が濃くかかっているところからは夜景の明かりも消しています。

夜を再現すると綺麗な地球が半分黒くなっちゃうので
人によっては好みじゃないらしく(昔、焦げてる!って言われたことあり泣)
今回はどうしようかと思いましたが、
まあ地球科学科出身の友達なのでその辺はわかってもらえるだろうと夜付きバージョンを採用。

地球は必ず半分は夜なんですよ~
そう考えると地球儀に夜がないのが変に見えてきません?(^^)
そもそもいろんな天体を自分で作ろうと思ったきっかけは
「地球儀に夜が欲しい」だったり(笑)

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最後に地球と台座が入る箱を作り
お年玉ならぬ「お年球」(笑)と書いて
製作工程を書いた説明書をつけて完成!

大きくなってこの子がこの地球模型の貴重さに気が付いてくれたら嬉しいな(^^)
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by star-feel | 2013-01-04 15:34 | 天体感測(クラフト編) | Comments(4)
明けましておめでとうございます
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我が家の星見テラス(ただの屋上ベランダ)から初日の出を見ました。
秦野は盆地で山に囲まれているのですが
我が家からは湘南の海の方向の山がちょうど途切れていて
そこから初日の出の太陽が出てきます。
写真の左側の山が富士山を見る展望台としても有名な弘法山です。
きっと何百人という人が弘法山に登って初日の出を見たことでしょう。

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正月早々、木星の4つの衛星「ガリレオ衛星」を作りました。
外は晴れているのに、こたつに入ってちまちまと(^^;)

ガリレオ衛星の模型は、1年前に初めて作成したのですが
とある天文台の職員の方から「いいなあ」と言われたので
調子に乗ってプレゼント用にともう1セットを作ってみました(笑)
ちょうどお年玉ならぬ「お年球」になりますね。
その天文台には昔お世話になったので少しでもお役に立てれば嬉しいです。

伊勢原の観望会のお手伝いでも最初に作ったガリレオ衛星を使って説明させてもらってます。
4つの衛星(左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)がそれぞれ個性的で
銀河鉄道999に出てくる惑星に負けないくらい芸術的!
観望会では望遠鏡を使って木星の周りにいるガリレオ衛星を
点ではありますが見ることができます。

その伊勢原市立こども科学館
2013年最初の天体観察会「クーデの日」は1月19日18時30分~です。
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by star-feel | 2013-01-02 13:56 | 天体感測(クラフト編) | Comments(0)

by star-feel