宇宙船地球号の動きを感じる地球儀つくる
今、この瞬間に地球が進んでいる方向がわかる地球儀、を作ってみました(^^)
名前は「地球向点儀」もしくは「宇宙船地球号儀」と付けました。
この地球儀の使い方は、
①赤い矢印を現在の月日に合わせます。矢印に磁石が付いていて月日の目盛りにピタッと張り付きます。
赤い矢印が地球が進んでいる方向(公転の方向)を3次元で指してくれます。
地球は固定されています。地球儀は「生まれたときの地球をつくる」で紹介した方法で作りました。
例えば3/21は春分の日でしたが、この時期の夜6時には日本にいる自分から見ると、地球はほぼ真下に向かっていることに。
実は、よく「宇宙船地球号」なんて言われますが、正直いま一つ
地球の乗り物としての”一体感”を想像出来てなかったんですよね。
しかし面白いことに、地球が今、この瞬間に進んでいる方向を知ると、
世界中の人々・自然が、丸ごと同じ方向に向かっているんだと思うと
何だか地球を一つの乗り物として感じることが出来て
初めて本当の意味で宇宙船地球号のイメージを持てたのです。
それ以来、別名「宇宙船地球号儀」と呼ぶようになりました(^^)
もともと流星の観測をやっていた大学の頃、
朝、昼、晩、いつでも、ふとした瞬間に
「今、地球はどっち向かって動いているかなあ」と考え始めたのがきっかけ。
私の中では天体感測の原点とも言うべき感覚の一つになっています。
自分だけが分かるのは勿体無い、
いっそのこと、誰でも宇宙船地球号を感じられるものを作れないか・・
と思って考えているうちに、この地球儀が生まれました。
ここまで自分の持つ感覚を形にして伝える物を作ることが出来たのは、ある意味では初めてだったので、とても嬉しかったですね。表現とはこういうものか!と思ったものです。
機会があったら伊勢原子ども科学館の観察会で見てもらいたいと思っています(^^)
当初モーターも考えましたが器用ではないのでとりあえず完全マニュアルにしました。誰か高く買って商品化くれないですかね~(^^